【知識】ブルガリア語はキリル文字で書く。

ブルガリア語はキリル文字で書く

ブルガリア語はスラブ諸語の中のエスペラント語といえる。動詞の人称変化こそあれ、形容詞や名詞の格変化がなく、長語尾形容詞もなくて極めて簡素化されているからである。ブルガリア語がいつこのような簡素化の道を辿ったのかは興味深い話である。

ブルガリア語において格変化が前置詞に取って代わられているのは他の簡素化された近代言語の場合と同様である。この変貌の中で目立つ混乱はないが、初心者にとっては本来英語の前置詞”ON”に相当する前置詞”HA”(”NA”と発音する)が下記の三つの意味を持つために混乱を覚えるかも知れない。

1) ON (adessive or allative case)(「接格」又は「向格」)
2) OF (genitive case)(「所有格」)
3)(ON-)TO (dative case)(「与格」)

動詞の能動態過去分詞のみを用いるとロシア語ではそのままで「過去」の動作を意味するが、ブルガリア語では「伝聞過去」になってしまう。「確定過去」を示すにはこれに英語の「be動詞」に相当する助動詞を加える必要がある。

ブルガリア語はロシア語に酷似しており、ロシア語を話せる人はブルガリア語会話のほぼ50%を理解できるかも知れない。

スラブ系言語には一般的に冠詞(定冠詞、不定冠詞)が存在していないが、ブリガリア語には定冠詞のみが存在する。この「定冠詞のみ使用」という現象はアラビア語、ヘブライ語、エスペラント語、イド語(以下、「定冠詞偏重型言語」と呼ぶ)の場合と同じである。

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